基礎知識

はじめての補助金

補助金を初めて使う方が最初につまずくところを、6つの質問にまとめました。 制度を探す前に読んでおくと、無駄足を減らせます。

補助金とは何ですか?

国や自治体が政策目的のために事業者へ交付するお金で、原則として返済の必要がありません。設備投資や販路開拓、研究開発など、国が後押ししたい取り組みの費用の一部を負担してくれる仕組みです。

ただし「申請すれば必ずもらえる」ものではありません。多くの補助金には予算と採択件数の上限があり、審査を経て採択された事業者だけが受け取れます。

補助金と助成金は何が違いますか?

明確な法的定義の区別があるわけではなく、実務上の傾向として語られる違いです。一般に「助成金」は要件を満たせば原則受給できるものが多く、厚生労働省が所管する雇用関係のものが代表的です。一方「補助金」は審査があり、予算の範囲内で採択件数が決まるものが多く、経済産業省や中小企業庁の所管が代表的です。

ただし名称と実態が一致しないこともあります。「◯◯助成金」という名前でも審査があるもの、「◯◯補助金」でも要件を満たせば通るものが存在します。名前だけで判断せず、必ず公募要領で採択方式を確認してください。

申請から入金までどう進みますか?

一般的な流れは、公募要領の確認 → 事業計画の作成 → 申請 → 審査 → 採択発表 → 交付申請 → 事業の実施 → 実績報告 → 検査 → 入金、という順序です。

重要なのは、多くの補助金が「後払い」だという点です。採択されてもすぐにお金が入るわけではなく、自社で費用を立て替えて事業を実施し、報告と検査を経てから入金されます。手元資金の計画は、この前提で立てる必要があります。

締切はどれくらい重要ですか?

決定的に重要です。補助金の締切は原則として一切延長されず、1分でも過ぎれば受け付けられません。

さらに注意すべきは、締切当日に申請を始めても間に合わないことがほとんどだという点です。多くの補助金は事業計画書の作成に数週間、電子申請システムのアカウント取得(GビズIDなど)にも数週間かかります。締切の1〜2か月前には準備を始めるのが現実的です。

このサイトが締切順の表示を軸にしているのは、この理由からです。

なぜ採択されないのですか?

公表されている審査の観点から言えるのは、事業計画の具体性が足りない、政策目的との結びつきが説明できていない、数値の根拠が示されていない、といった点が影響しやすいということです。

また、そもそも対象要件を満たしていない、提出書類に不備がある、といった形式面での不採択も少なくありません。まず公募要領を最後まで読み、要件と必要書類を一つずつ確認することが出発点になります。

補助金は全額もらえますか?

いいえ。多くの補助金には「補助率」が設定されており、対象経費の1/2や1/3といった割合だけが補助されます。残りは自己負担です。

また「補助上限額」も設定されています。たとえば補助率1/2・上限500万円の制度で1,200万円の事業を行った場合、計算上は600万円ですが上限が効いて500万円になります。このサイトでは各制度の補助率と上限額を制度データ欄に掲載しています。

次にすること

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